歯ブラシだけでは、歯と歯の間をキレイに磨くことができませんが、歯と歯の隙間が狭い部分の清掃に適している「デンタルフロス」を使用すればキレイに磨くことができます。
歯ブラシだけでは、磨き残しがある!?
歯ブラシで磨いているだけでは、磨き残しが出てきてしまうことはご存知でしょうか。歯ブラシで磨くと歯の外側は磨けますが、歯と歯の間を上手に磨くことができません。歯ブラシの毛先が届きにくく、プラークが※61%しか取り除けなかったというデータもあります。歯と歯の間をキレイにするために、ぜひ使ってもらいたいのが「デンタルフロス」です。
デンタルフロスはフィラメントという細い繊維を束ねて糸状にしたもので、歯と歯との間に通して歯垢をかき出します。歯垢は虫歯や歯周病の原因になりますから、口内の健康に役立つのはもちろん、歯垢をしっかりと除去することで口臭を予防することもできます。また、デンタルフロスを使っていて、同じ場所で引っかかる、フロスが切れてしまう場合は、虫歯ができていたり、詰め物やかぶせ物が取れかかっている可能性もあります。このような不具合を早期発見できることもデンタルフロスのメリットです。
正しい使い方を知ろう
デンタルフロスには「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」があります。ホルダータイプは初心者向き、ロールタイプは慣れた方向きで経済的となっています。
ホルダータイプの使い方
- ゆっくりと横に動かしながら、歯と歯の間に入れます
- 中に入ったら、上下に動かして歯の両側面を磨きます
- ゆっくりと横に動かしながら、取り出します
ロールタイプの使い方
- 1回分のフロス、約40cm(指から肘までの長さ)を切ります
- 左右の中指にフロスを2~3回巻きつけます
- 指と指の間を1~2cmにします
- ゆっくりと横に動かしながら、歯と歯の間に入れます
- 中に入ったら、上下に動かして歯の両側面を磨きます
- ゆっくりと横に動かしながら、取り出します
<まとめ>
1日1回デンタルフロスを取り入れて、歯と歯の間の歯垢もキレイに取り除きましょう。
※歯間ブラシの歯間部のプラーク除去効果<日歯保存誌、48、272(2005年)>より
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