インプラント治療のデメリットも知っておきましょう

噛み合わせがよく、審美的にも優れているインプラントですが、メリットばかりではありません。物事には何事もメリットもあればデメリットがあるものです。そこで今回はインプラントのデメリットを紹介します。

手術をしなければならない

人工歯根を埋め込んで、その上から人工の歯をかぶせるインプラント治療では、人工歯根を顎の骨に埋め込むために、外科的手術をしなければいけません。インプラント治療の手術は1回法と2回法とがありますが、当院が採用している「AQBインプラント」の手術は1回法になります。手術は1回で済むので、2回法よりも負担が少ないのは確かですが、ブリッジなどの治療法と比較すると治療期間も長くなります。
また、外科治療には痛み、腫れ、出血を伴いますし、合併症などの可能性もあります。
さらに、インプラント治療をしたくても、次のような場合は外科的手術ができないこともあります。

  • 免疫性が低下しているなど全身的な疾患がある場合
  • 抗生物質に対して異常反応を見せる場合
  • 重度の歯周病で骨が溶けている、歯茎が下がっている場合
  • 骨粗しょう症の疑いがある場合

もしも、上記に当てはまるようなことがあるならば、インプラント治療を回避しなければならない場合もあります。

定期的なメンテナンスが不可欠

インプラント治療は手術が完了しても、その後もメンテナンスを定期的に行わなければいけません。最初の頃は頻繁に通院が必要となります。また、インプラントを長持ちさせるためには、良い口腔環境の維持が不可欠です。通院はもちろんのこと、普段の生活での自己管理も必要となります。口腔環境が悪いと、歯周病が繁殖し、インプラント周囲炎にかかる可能性もあります。これが悪化すると周囲の骨が破壊され、せっかく埋め込んだインプラントが抜け落ちることもあります。

<まとめ>

インプラントのメリットとデメリット、両側面をしっかりと理解した上で、インプラント治療法を選択肢の一つとしてください。


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インプラントと歯周病


歯周病で歯が抜けても、インプラントがあるから大丈夫。
そんな風に思っている人はいませんか?
実は、インプラント治療において、歯周病はリスク要因の1つ。歯周病の程度によっては、そのままではインプラント治療が行えない可能性もあります。
では、どうしたらいいのでしょうか。
今回は、インプラントと歯周病についてのお話です。

インプラントとは

「インプラント治療」は、歯の抜けた場所に人工の歯根(しこん)を埋め込んで、顎(あご)の骨に固定した後、人工の歯を上からかぶせる治療方法です。事前に綿密に話し合い、術前・術後の処理やメンテナンスをしっかりと行うことで、抜群の機能性と審美性を長期間保つことができます。

治療期間は義歯やブリッジに比べてやや長めですが、残っている歯への負担が少なく、自分の歯(天然歯)に近い機能や色合いが得らるのが大きなメリットです。

歯周病のインプラント治療への影響

インプラント治療のメリット」や「インプラント治療のデメリット」「インプラントQ&A」で紹介しているように、歯周病はインプラントにとってリスク要因の1つです。

歯周病のインプラントに対する大きな影響は、2つあります。

1つは、インプラント残存率です。
歯周病を患っているかいないかで、インプラントの残存率は異なります。歯周病を患っている場合には、せっかく入れたインプラントの残存率が低くなってしまうのです。

もう1つは、インプラント周囲のトラブル発生率。
インプラント治療を行うと、「インプラント周囲炎」等のトラブルが発生する可能性があります。「インプラント周囲炎」は歯周病に類似した病気で、適切に対処しないとインプラント周囲の骨がなくなり、せっかく埋めたインプラントが抜け落ちてしまいかねません。
歯周病を患っていると、「インプラント周囲炎」の発生率が高くなり、結果的にインプラント残存率が低くなってしまいます。

まずは、歯周病の治療と適切なケアを

抜けた歯を補うものとして、インプラントはとても有益な選択肢です。しかし近年、インプラント周囲炎の患者数は増え続けていると言われています。原因の1つとして、歯周病を患っているにもかかわらず、その治療をせずにインプラント治療が進められてしまうケースの多いことが挙げられています。

歯が抜けてしまったら、以前と同じように嚙める状態に1日でも早く戻りたいですよね。しかし、歯周病を患ったままインプラントを進めることには大きなリスクがあります。せっかく入れたインプラントが抜け落ちてしまう率を下げるためにも、歯周病の治療をきちんと受けましょう。

終わりに

抜け落ちた歯に代わるものとして、医療技術の発展によりインプラントという素晴らしい手段を私たちは得ました。しかし、日本人が歯を失う原因の第一位は歯周病であり、インプラント治療にとって歯周病は大きなリスクであるという現実に向き合わなければなりません。

まずは歯周病にならないように、日常のお手入れや定期診査をしっかり行っていきましょう。


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