歯周病と食習慣

歯周病は生活習慣病の一つであり、毎日の生活習慣は歯周病の発症や進行に大きく影響します。
今回は、歯周病と食生活、食習慣の関係について見ていきます。

和食料理のイメージ画像

栄養バランスに配慮、糖質の多い食事や間食に注意

歯や歯茎、歯を支える骨を含めて私たちの体は毎日食べるものからできています。
また、口の中の環境も、日々食べるものの影響を大きく受けます。
だから、もしこれまで何を食べるかということにもし無関心であったなら、関心を持つことに少しずつ慣れていくといいですね。

歯周病になりにくいオススメの食生活

  • 以下のものが多め
    野菜、特に緑黄色野菜、小魚、海藻、大豆、ゴマ、たんぱく質
  • 主食は、パンなら全粒粉、ご飯なら玄米や雑穀米を適量
  • 砂糖たっぷりの甘い物(飲み物含め)やスナック菓子は少なめ
  • 血糖値を急激に上げる食べ方(食事の際真っ先に炭水化物を多量に食べる等)をしない

以前「歯周病と糖尿病 〜健康長寿につながる歯周病の治療と予防〜」で書いたように、歯周病と糖尿病は深く関係しています。糖尿病の予防/改善につながる食生活や生活習慣を心がけることにもつながります。

歯周組織の抵抗力を高める栄養素

歯周組織はコラーゲンでできています。
コラーゲン生成に必須である

  • たんぱく質
  • ビタミンC

をきちんと摂取して歯茎の健康を維持、歯周病の予防・改善しましょう。
ビタミンCは抗酸化物質なので、コラーゲンの生成だけでなく、免疫力を上げて歯周病を予防/改善するのにも役立ちます。

また、歯や歯を支える歯槽骨の維持に必要な栄養素、

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • ビタミンD、K

もしっかり摂るようにしましょう。

一方、血中の「ホモシステイン」という物質の濃度を上げないようにする必要があります。ホモシステインはコラーゲンの働きを抑制し、歯周組織や骨の質を低下させてしまうからです。ホモシステインを減らすためには、

  • B6、B12
  • 葉酸

といったビタミンB群をしっかり摂るようにしましょう。

よく噛んで食べること

小さい頃から度々聞いたことがあるかもしれません。
ではなぜ、よく噛んで食べることがいいのでしょうか。歯周病という側面から考えて見ましょう。

唾液には口の中で素晴らしい役割をたくさん担っています。例えば、

  • 消化を助ける
  • 抗菌&殺菌力で口中を洗浄
  • 骨や歯の成長発達を促す
  • 口中のPHを中性化
  • 歯の再石灰化を促進

など。

よく噛むと、唾液がよく出ます。すると、これらが総合的に作用して、結果的には歯周病予防、全身の健康へとつながるのです。

なお、よく噛むことは認知能力や記憶力の向上、ストレスの緩和にもプラスに働くなど、メリットがたくさんあります。

まとめ

歯周病にならないために、または歯周病を改善するために必要なことについて、今回は食生活・食習慣という観点からご紹介しました。
いきなり全部実行するのは大変です。
長く続けられるように、少しずつ、できることから実践していきましょう。


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