歯周病だけじゃない!「虫歯」にも気をつけたい大人のお口の事情

虫歯のイメージ画像

歯を失う原因の8割以上が、歯周病もしくは虫歯によるものとされています。成人の虫歯の罹患経験は9割以上。40歳以上の年齢においてほぼ常に約4割は虫歯が原因で歯が抜かれています。大人ならではの虫歯の傾向・特徴とその対策を知って、歯を長持ちさせましょう。

大人の虫歯の特徴

大人の歯の問題、といえば歯周病がまず浮かぶ人が多いのではないでしょうか。しかし大人でも虫歯は多く発生しており、特徴から以下の3つに分けられます。

1. 子供の虫歯と同じタイプ

歯の溝や歯と歯の間・歯ぐきに接する部分などから発生する虫歯。原因は子供にもよく見られる虫歯と同様です。

2. 虫歯を治療した歯に再度できる虫歯

虫歯を治療した箇所の詰め物の裏側にできる虫歯(二次う蝕)です。歯の奥深くまで進行することが多く、神経に達することもしばしば。前回の治療までに神経を抜いていると、虫歯が進行しても痛みを感じず、気がつくのが遅くなる傾向にあります。治療した歯が駄目になる原因の一つです。

3. 歯周病で露出したところにできる虫歯

歯周病や加齢、様々な習慣で歯茎が下がると歯の根面が露出します。その露出部分にできる虫歯(根面う蝕)です。
奥歯で発生すると見つかりにくく、気づくのが遅くなりがちです。
活動の低下や加齢、飲み薬の副作用等で唾液が減少した高齢者では、根面の虫歯が多くなることがあります。

大人の虫歯、予防するには?

虫歯を発生させる原因となるのは、

  1. 歯の質
  2. 細菌(虫歯の原因菌)
  3. 食べ物(糖分を含む食品)

の3つです。
これらに対して、どのように対処していけばいいでしょうか。

1. 歯の質を高める

もともとの歯の質は遺伝的なものですが、フッ素(フッ化物)を塗布することで歯の虫歯に対する抵抗性を高めることができます。歯磨き後のフッ素塗布はオススメです。歯科クリニックで虫歯になりづらくなる歯面のコーティング材を塗布する、という方法もあります。

2. 歯磨きでプラーク(歯垢)除去

虫歯の発生と進行には、プラーク(歯垢)が関わっており、日頃の歯磨きでプラークを除去することが大切です。しかし、歯ブラシの届く場所のむし歯は歯みがきで防げても、例えば臼歯の溝や前歯の裏側のくぼみといった自分では磨きにくい部分はプラークがたまりやすく、虫歯になりがち。できれば歯科クリニックで定期的にケアしましょう。

3. 食事、生活習慣

食事や間食の回数や時間、何を食べるか、いつ食べるか、といった食生活のスタイル、生活習慣も虫歯の発生や進行に大きく関わります。
間食の回数が多い、ダラダラと何時間も食べる、就寝前に何かを食べて歯磨きせず寝てしまう、といった習慣は歯にとっては大きな負担。虫歯発生、進行のリスクを高めます。
また、何を食べるかも関係してきます。砂糖を含む甘いものを頻繁に食べると虫歯が増えるとされており、甘いものを食べる回数や量を減らすことも、虫歯予防には有効と考えられます。

生活習慣、食習慣を見直して虫歯ゼロへ!

大人の虫歯には、子供の虫歯と異なる原因もあります。

  1. フッ素塗布や歯面コーティングで歯を虫歯になりにくくする
  2. 歯磨きや歯科クリニックでプラーク(歯垢)を除去
  3. 糖を含む食品の摂取量や頻度を調整するなど、食生活の見直し

といったことをバランスよく組み合わせて行い、虫歯を減らしていきましょう。


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