インプラントQ&A

インプラントQ&Aもくじ

インプラント治療について、一般的な質問

インプラント治療は、どの歯科医院でも受けられますか?

法律的には、歯科医師であればインプラント治療を行うことが可能ですが、インプラント治療を行うには、専門的な知識と経験が必要です。
とはいっても、患者さんが歯科医師の力量レベルを判断するのは難かしいことでしょう。知り合いから色々な歯医者さんの評判を聞いたり、ホームページで調べたりすることも大切ですし、どの歯科医院で治療を受けるかを決めるまでには、複数の歯科医院を訪ねて実際に歯医者さんと話すなどすると、良いのではないでしょうか。

インプラントを入れるのに、どのくらいの費用がかかりますか?

インプラント治療は保険が適用されない自費診療です。 そのため費用は各医院で異なります。
治療費は、本数・種類・装着する人工歯の種類等によって決まり、当院では、1本30〜40万円程度です。

インプラント治療費の支払いに、クレジットカードは使えますか?

当院では、インプラント治療費のお支払いに、スルガ銀行提携のデンタルローンとVISAカードをご利用いただけます。
ご相談ください。

インプラント治療に年齢制限はありますか?

年齢の上限はありません。
また、骨の成長が完了していれば、10代後半の方でも条件が整っていればインプラント治療を受けられます。

インプラントメーカーによる違いはありますか?

インプラントのメーカーによって、材質・構造・術式等が異なってきます。
メーカーによる違いが気になる方は、初診の時等にご遠慮なく直接ご質問下さい。

インプラント治療の途中で、仮歯を着けられますか?

前歯部はなんらかの形で必ず即日で仮歯は入ります。
臼歯部は噛む圧力や舌で押す圧力を極力避けるためあえて入れないようにします。勿論、前歯の仮歯で物を噛むことは禁忌です。あくまで見た目だけの歯です。

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インプラント治療の痛みについて

インプラント治療の手術は、痛いですか?

インプラントの手術は麻酔をかけて行うので、手術中の痛みは少なく、一般的には抜歯程度と言われています。
しかし、インプラントを埋め入れる外科手術後2~3日の間や抜歯の時等に痛みが出ることがあります。
痛みやその強さ、程度に関しては個人差が大きいので、痛みが心配な方、痛みに特に敏感な方はご相談ください。痛み止めの薬の量や種類で対処することもできます。

インプラント治療後に、痛んだり腫れたりしますか?

痛みや腫れについては個人差があり、痛みを感じる場合もあります。
全身の状態によっても異なります。
手術後の痛みや腫れは、傷を修復しようとする体の反応で起こるものなので、通常はそんなに心配する必要はありません。鎮痛薬と抗生剤を服用することで数日から1週間で治まります。

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インプラント治療にあたり、他の歯の状況について

歯が一本もなくても、インプラント治療は可能でしょうか?

歯が全部抜けてしまって一本もないという状態でも、インプラント治療を行うことは可能です。
歯が残っているかどうかよりも、顎の骨がインプラント治療をできる状態(顎の骨の量がある)かどうかということの方が重要です。

歯並びが悪くてもインプラント治療は可能でしょうか?

可能です。
しかし、あまりにも歯並びが悪いと、インプラント治療後に歯並びが良い場合に比べて人工歯が長持ちしない可能性が高くなります。

交通事故やスポーツなどで歯を失った場合も、インプラントはできますか?

事故で歯を失ったということであれば、むしろ他の歯が健康である可能性が高く、インプラント治療に不利な条件は却って少ないかもしれません。

インプラント治療は、どんな人に向いていますか?

歯が抜けてしまった、ブリッジにするのは抵抗がある、入れ歯が苦手でストレス、といった方で、かつ、顎の骨の量が必要なだけある、インプラント治療にとって不都合な疾患がない、などの身体上の条件をクリアできている方に向いています。

他の医院で治療を途中まで受けたのですが、その続きをやってもらえますか?

前の歯科医院で使用していたインプラントメーカーや、現在どの段階かによります。
まずはご相談ください。

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日常生活との兼ね合いについて

インプラントの手術の時には入院が必要ですか?

インプラント手術は通常日帰り手術で行われ、当院でも入院していただくことはありません。

会社や学校を休む必要はありますか?

通常ほとんどの人は翌日には会杜や学校に行かれているようです。
ただ、術後に腫れたり、アザができたりすることがあるので、それがとても気になるという方の場合には、休むこともあるようです。

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インプラント治療後のことについて

他の歯は今のまま維持できますか?

はい。
インプラントはブリッジや義歯と異なり、隣りの歯を削ったり、被せ物をしたりする必要がありません。
他の健康な歯を傷めることなく、無くなってしまった歯を補充することができます。

インプラントのメンテナンスとは、どのようなことでしょうか?

基本的には天然歯と同じで、家庭内では毎日の歯みがきが大切です。また、歯と歯の間をきれいにするデンタルフロスや歯間ブラシを用いるとより効果的であるのも、天然の歯と同様です。
歯科医師による定期健診も大切です。インプラントには神経が通っていないため、何かあっても発見が天然の歯よりも遅れがちとなります。ですから、初年度は年に3~4回、2年目以降は年に1〜2回を目安に定期検診を受けることをお勧めします。

タバコを吸うと、インプラントに影響はありますか?

インプラントの成功率は喫煙者の場合、非喫煙者に比べて明らかに下がると言われています。
また、喫煙は歯周病の原因にもなります。
インプラントをできるだけ長く使い続けることを考えると、治療前から治療期間中も、また治療後も、禁煙をお勧めします。

インプラントはどのくら長くもちますか?

インプラント自体はチタンという医療用の特殊な金属製で、錆びもせず虫歯にもならず、半永久的に使用できます。
しかし、口の中でどのくらい機能するかとうことは、口腔内や身体の状況によって異なります。状況が良ければ20年、30年と長い期間問題なく使用されている例もあります。
長く使い続けるためには、施術後継続的に適切なメンテナンスを行い続けることがとても大切です。

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インプラント治療中・後の食事について

インプラント治療期間中に食事は問題なくできますか?

数本程度の埋入手術であれば、手術当日から普通に食事をしていただける場合がほとんどですが、通常は4~5日程度は、なるべく固いものは避けることをお勧めしています。
抜糸後歯肉の状態が安定してきたら、問題なく食事していただけます。

食事をする上で気をつけることはありますか?

インプラントが安定した状態であれば、ご自身の本来の歯と同じ状態で使用できますので、何でもお召し上がりいただけます。
ただし、インプラントの治療中で仮歯の場合は、キャラメルやガムなどを食べると、外れてしまう可能性があります。

コーヒーや紅茶、ワインは新しい歯に悪いですか?

あなたの自前の歯と同じで、研磨剤の入った歯磨き粉で着色は防げます。

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体調や病気との関連について

アレルギーがあるのですが、インプラント治療をして大丈夫でしょうか。

インプラントに使われる金属(チタン)は、世界で最もアレルギーの起こりにくい金属と言われています。
骨と結合する性質があり、重度の骨折を支えるためにも使われる金属なので、体にはほとんど影響がないと考えられます。

インプラント治療は歯周病でも大丈夫ですか?

歯周病はインプラントにとってはリスク要因です。
歯周病治療をきちんと行い、かつブラッシング指導等口腔内のメンテナンスについての指導を受けて歯周病のコントロールをすることで、治療が可能になります。
歯周病が完治した後の治療が望ましいです。

糖尿病でもインプラント治療はできますか?

主治医の管理のもと十分にコントロールされており、かつ軽度であれば治療は可能です。
状態によって出来ないこともあるのでご相談ください。

高血圧でもインプラント治療はできますか?

高血圧の方でもインプラントは可能ですが、手術が伴うので注意が必要です。手術は常に血圧などを測りながら行うこととなり、緊急の事態でもすぐに対処できる体制を整えておかなければなりません。
また、高血圧の方は他の疾患をもお持ちの場合が多いので、高血圧関連疾患の主治医と連携しながら慎重に進める必要があります。

骨粗しょう症でもインプラント治療はできますか?

骨粗しょう症の方でもインプラント治療は可能ですが、あまりお勧めすることはできません。
特に、ビスフォスフォネート剤を静注されている方には、インプラント治療を行えない可能性が高いです。
ビスフォスフォネート剤を服用されている場合には可能ですが、事前によく検討する必要があります。

妊娠中にインプラント治療の手術はできますか?

通常、妊娠期間中は制限されます。診査の段階での放射線や精神的ストレスを考えると、出産後の手術が望ましいでしょう。
安定期であれば出来る治療もあります。

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インプラントの歴史

古代エジプト文明に見られる、インプラントの起源

マヤ族の女性の前歯がインプラント!?

古代エジプトでは、死者の歯の抜けた部分に象牙や宝石などを埋め込んで埋葬していたと言われています。それは単なる装飾品という目的のほかに、死後の世界でもきちんと噛めるようにとの願いもあったのかもしれません。もしかしたら当時より「歯を失うことは不便な生活を強いられる」という認識があったのではないかと思われる、興味深い言い伝えです。それらを裏付けるかのように、マヤ文明・インカ文明・アステカ文明などの遺跡からも、同じように歯の代わりに貝殻を埋め込んだミイラ等が発見されています。また、実際に口の中で機能したと考えられる最古のインプラントは、マヤ族の20代の女性の前歯部分に埋め込まれた二枚貝の貝殻を加工したもので、紀元7世紀頃のものと推定されています。

現代においてもまだまだ新しいと思われているインプラント治療ですが、これらの長い歴史を鑑みると、実は歯科医療におけるひとつの大きなテーマとして太古の昔より捉えられている治療法だと言っても過言ではないのです。

インプラントの歴史、マヤ文明のイメージ画像

インプラントの基礎確立

ネジ式インプラント、チタンインプラントの誕生

現在行われているインプラント治療の礎となったのは、約100年ほど前に、ヨーロッパの歯科医が歯の抜けた穴に植立した「スパイラルシャフト」と呼ばれるインプラントや、他のネジ式のインプラントです。しかし、しっかりと顎の骨に埋まる材質とは限らなかったため、ごく少数の人にしか使われていないのが現状でした。

しかし1952年にスウェーデンのブローネマルク教授によって、現在のインプラント材の主流になっているチタンの特性が発見されたのを契機に、さまざまな角度から研究・臨床実験が進み、オッセオインテグレーテッド(=骨に接合した)インプラントの科学的根拠にもとづく確実性も立証されました。つまり人間の体——特に骨は、チタンの生体親和性を認識することが証明されたのです。ブローネマルク教授の発見は、現在の技術へとつながるチタン製インプラントの基礎が確立されるに至った、まさに歴史的快挙といえるでしょう。

インプラントの歴史、スウェーデンのイメージ画像

インプラントがさらに進化

ハイドロキシアパタイトコーティングの登場

そして、現代のインプラントはさらに進化を遂げました。

人工歯根の素材として主流になっているチタンは、生体親和性が高いことが分かったものの、治療に要する期間が半年〜1年と非常に長いため、患者さんの身体への負担が大きいことが課題となっていました。そこで多くの開発者たちは、治療期間を短縮した上で顎の骨との接合をより強固なものとするために、新しいインプラントを生み出そうとあらゆる能力を駆使し、研究を重ねました。その結果「インプラント材の顎骨に埋める部分(歯根部)に人間の骨成分でもあるHA(ハイドロキシアパタイト)という生体材料をコーティングしたものは、骨と結合しやすく、チタンだけのインプラントに比べて接合までの期間が飛躍的に短縮される」ということが分かったのです。

HAを作るにはさまざまな方式がありますが、一般的には「プラズマ溶射方式」にて作られることが多いです。しかし、そのままでは本来のHAとしての機能(=結晶性)が低いものが多く、生体材料を使っていると謳っている反面、実態は名ばかりなものまで出てきたため、HA本来の結晶構造を再度取り戻したインプラントを作ることが開発者たちの新たな課題となっていきました。

現在の最先端インプラントへ

AQB歯根部の再結晶化HA

AQBインプラントは、後処理に「水熱処理」という工程を行うことで、非常に結晶度の高い再結晶化HAの開発に成功しました。これにより、バイオテクノロジーに裏付けされた理想的な結晶構造を有しつつも、顎の骨との接合が画期的なスピードで実現するようになったのです。今までは治療期間が平均で半年〜1年ほどかかるのが当たり前とされていたのが、半分以下の1〜2ヶ月で終わったという症例が数多く報告されていることからもわかるように、患者さんの身体への負担はかなり軽減する結果がうまれました。

さらに、歯肉に当たる部分(支台部)にも「歯肉接着生体高親和性処理(=水熱処理)」の工程を加えることで歯肉との親和性も高め、手術時に心配される感染の危険性を最小限にとどめる工夫も施しています。こうしてAQB(Advanced Quick Bonding)は、最先端の生体材料により、理想的なインプラントとしての地位を確立したといえるでしょう。

またAQBインプラントは、常に「Simple is the Best!」の視点に立ち、品質だけではなく経済性・安全性も追及し、単純構造でありながらも高機能・高品質を実現しました。「外国製・複雑な構造・高価」なものを選べば大丈夫、というブランド概念は終わりを告げるとともに、国民インプラント時代の扉を開けたといっても過言ではありません。

高齢化社会といわれて久しい今、“噛めること”はもちろん、長期にわたってより一層美しい歯でいられることへの関心度が高まっています。そのような中でインプラントを使うということは、もはや現代歯科医療にとって不可欠の選択肢といえるのです。

インプラントの歴史、元気な高齢者のイメージ画像

インプラント治療のメリット、デメリット

インプラント治療のメリット

「インプラント治療」は、歯の抜けた場所に人工の歯根(しこん)を埋め込んで、顎(あご)の骨に固定した後、人工の歯を上からかぶせる治療方法ですが、ここではインプラント治療することで得られるメリットを詳しく解説します。

他の歯への影響が少ない

入れ歯やブリッジなどの治療法は、抜けた歯の周囲の歯にまで影響を及ぼします。健康な歯であっても削らなければならなかったり、抜けた歯の部分を支えることで負担が増したりするリスクにより、その歯自身の健康まで損なわないようにする注意が必要です。しかしインプラントは抜けた部分に人工歯根を埋めるため、力がかかる部分はその1点のみとなります。よって、周囲の歯はそのまま保てるので影響が少なくて済みます。

人工歯根のメリット

しっかりと固定された人工歯根は、他の治療法よりも安定した噛み合わせ、噛み砕く能力を長期間にわたってもたらし、噛みごこちも天然の歯に近くなります。歯を失った箇所は通常顎骨の成分が徐々に減っていきますが、咀嚼(そしゃく)が可能になることで刺激となり、口腔内の老化を遅らせることができるのも利点です。

天然の歯にみせる技術も魅力的

人工の歯をかぶせることで見た目がとてもきれいになる(審美性が上がる)のはもちろんのことですが、ご自身の歯の色や形にも合わせることが可能なので、より自然な感じに仕上がります。1本だけ浮いて見えるようなことがないように調整しますので、まるで元からあったかのようになるのも大きな魅力です。

好影響は他にも

入れ歯のように取り外しをする必要がないのはとても便利。その上、しっかりと噛めることで脳の働きも活性化されます。味覚・発音も治療前より安定します。

アフターケア

インプラント治療が完了すると同時にメンテナンスがスタートするといっても過言ではありません。定期的に適切なケアをすることで、長く維持できる確率が上がるのです。インプラントでの治療を選択肢に入れるときは、アフターケアまでしっかり考慮している歯科医院を選ぶこともとても重要なポイントです。

当院はなぜAQBインプラントなのか

ひと口に「インプラント治療」といっても、実はたくさんの種類があります。海外のインプラントメーカーは「ブローネマルク」「ノーベル・リプレイス」「ストローマン」など、日本では「AQBインプラント」「POIインプラント」「GCインプラント」などが挙げられますが、そのなかでも「AQBインプラント」は1ピースであれば手術が1回で済み、噛めるまでに1〜2ヶ月程度(症例により異なります)と期間が短いのが特長。患者さんの身体への負担軽減にもつながると考え、当院ではAQBインプラントを導入しています。

インプラントのデメリット

審美的に優れているインプラント治療ですが、当然デメリットもあります。当院があくまでも「インプラントは治療方法の選択肢のひとつ」としているのは、この点を軽視していないからです。ぜひご一読ください。

手術が必要

抜けた歯の部分にチタン製の人工歯根(しこん)を顎(あご)の骨に埋め込む際、必ず外科的手術が必要となります。 インプラント治療の手術には、1回法と2回法があります。一番の大きな違いは、1回法が人工歯根とその上につけるアパットメントを同時に着けてしまうのに対して、2回法はアパットメントを後から取り付ける方法です。当院が取り入れている「AQBインプラント」は1回法ですので、患者さんの身体への負担を軽減します。とはいえ、入れ歯やブリッジなどの他の治療法に比べて期間が長めになります。

手術が可能な身体状況であること

外科的手術をするため、感染やその他合併症にも注意を払わなければいけません。

  • 免疫性が低下しているなどの全身的な疾患がある場合
  • 重度の歯周病で骨が溶けていたり、歯ぐきが下がったりしている場合
  • 骨粗しょう症の疑いがある場合
  • 抗生物質に対して異常反応を見せる場合

このような場合はインプラント治療を回避せざるを得ないこともあります。もちろん事前に精密検査を行うため、手術できるかどうかを見極めることは可能です。患者さんが喫煙者である場合、ある程度のコントロールを求められることもあります。

費用の問題

インプラント治療によって造られた歯は、患者さん自身の歯の隣にあっても自然になじむ見た目もさることながら、噛み合わせの微調整をはじめとした非常に高い技術を要求されます。その上、保険適応外のため全額自己負担です。また、手術の難易度、治療本数等により費用も前後しますが、他の治療法よりもはるかに高額なのが特徴です。なかには手ごろな値段で宣伝しているものもありますが、コストやリスクを考えると自然に適正な価格帯が理解できるようになるため、ここでも慎重な選択が必要です。

定期的なアフターケア

治療が完了しても、メンテナンスは定期的に必要です。最初は頻度を上げて通院しなければなりません。また、口腔環境を維持するには、通院に加えてある程度の自己管理も要求されます。衛生状態が悪いと歯周病菌が繁殖し、インプラント周囲炎にかかるおそれもあります。

歯のない方の治療方法

大切な自分の歯、もし失ってしまったら…。
歯の抜けた状態では、話しにくい、食べ物を噛むのが大変など、様々な影響があります。
自分の歯を健康に維持できたらそれが一番ですが、永久歯をもし失ってしまったら、その部分をきちんと治療してお手入れしていくことが大切です。
治療には色々な方法があります。ご自身に合う治療法を、きちんと相談して選んでいきましょう。

歯のない方の治療方法比較

歯を失うときは、虫歯(う蝕)や歯周病の悪化だけとは限りません。子どもは特に、外傷がきっかけとなることがあります。歯を失ってしまった場合の治療法はケースバイケースであることがほとんど。速やかに歯科医院を受診することをお勧めします。

治療方法 良い点(長所) 留意点(短所)
歯がない時の治療方法比較・放置の画像
  • なし
  • 抜けた歯の周囲の歯が動いてしまう。
  • 対合する歯が浮いて弱くなる。
  • 噛む機能が低下する。
  • 発音障害。
  • 審美性(見た目)が悪い。
歯がない時の治療方法比較・ブリッジの画像
  • 補綴物(被せる人工の歯)を選べば 審美性は良好。
  • 自分の歯と比べ、食感や味覚は、 あまり差がない。
  • ブリッジを固定するために、周囲の歯を削らなければならない。
  • 支えになる歯は負担が大きい。
  • 抜けた歯の部分の顎骨が、次第にやせてしまうことがある。
  • 食べ物カスがつまりやすく、口の中が不衛生になりやすい。
  • 発音しづらくなることがある。
【ブリッジ】
歯を1本のみ失い、なおかつ両隣の歯が残っている場合は、失った歯の両隣の歯を削り、3本分の歯がつながったものをかぶせる「ブリッジ」と呼ばれる治療法を行うことがあります。手術をする必要がないことから、糖尿病や高血圧などのリスクがある人も治療できるのが利点。また、自分の歯が土台になっているため、噛む感覚もほぼ違和感ないのも特徴です。しかし、取り外しができない上に土台の歯が虫歯になってしまうと支えきれなくなるため、再度何らかの治療が必要になる可能性もあります。
歯がない時の治療方法比較・入れ歯の画像
  • 一般的な治療のため、比較的簡単に治療が受けられる。
  • 取り外しができるため、自分では歯磨きが困難な方には衛生的。
  • 形状が合わないと口の中で動きやすく、痛みがともなうことがある。
  • バネの架かる歯は負担が大きい。
  • 食べ物カスが残りやすく、口の中が不衛生になりやすい。
  • 固い物やお餅等、噛むのに苦労する。
  • 発音しづらくなることがある。
  • 取り外して手入れをする必要がある。
【入れ歯(義歯)】
残っている歯にバネのようなものをひっかけて入れ歯の安定をはかる「部分入れ歯」と、歯が1本も残っていない場合に用いられる「総入れ歯」に分かれます。(義歯の詳しい種類はこちらをご覧ください)
使用しているうちに、やがて咬み合わせが悪くなったり、痛みが出たり、外れやすくなることもあります。取り外しがきき、特に部分入れ歯はバネのかかっている歯とピンク色の義歯床の下の粘膜で支えるため、歯にかかる負担を軽減できるのが利点です。
歯がない時の治療方法比較・インプラントの画像
  • 自分の歯のような感覚で噛める。
  • 噛む力、味覚が低下しない。
  • 周囲の健全歯を傷つけることがない。
  • 審美性が良好。
  • インプラントがしっかり固定すると、顎骨のやせるのを防ぐことができる。

  • 歯を抜く場合と同程度の手術が必要。
  • 体質や疾病(重度の糖尿病など)によっては治療ができない場合がある。
  • インプラントは顎骨に埋めるため、細菌感染には十分な注意が必要。
  • 正しい清掃習慣と定期健診を受けて長く維持することができる。
【インプラント】
「インプラント」は、歯の抜けた場所に人工歯根を埋め込んで、顎の骨に固定した後、人工の歯を上からかぶせる治療法です。(当院におけるインプラント治療の詳細はこちらをご覧ください)
ブリッジ同様取り外しがききませんが、事前の綿密な話し合いを経ての術前・術後の処理がしっかり行われることで、抜群の審美性を長期間保つことができます。治療期間は義歯やブリッジに比べてやや長めですが、定期的なメンテナンス、日常の手入れと観察を怠らなければ、残っている歯への負担が少なく、自分の歯(天然歯)に近い機能や色合いが得られます。
【歯牙再植】
外傷等で歯が抜け落ちたり欠けたりしてしまった場合、条件がよければ歯を元の位置に再植することができます。場合によってはわざと抜歯して再植したり、歯を失った穴に別の位置の健康な歯を移植することも。また義歯よりも違和感が少なく、インプラントとは異なり、自然な歯の機能を生かせるという利点もあります。一方で術後に虫歯になってしまったり、骨と癒着する可能性があったりとリスクもあるので、慎重な選択が求められます。