正しい歯ブラシ選び~高齢者編~

加齢とともに体は様々な変化をしていきますが、口の中も例外ではありません。虫歯や歯周病が多くなる、治療後や入れ歯が多くなるなど、加齢によって様々な変化が起こります。また、高齢者は握力が低下するなど、体の機能面の変化もあるので、高齢者に合った歯ブラシ選びが必要です。

シニアが自身で使う歯ブラシの選び方

まず高齢者ご自身が使う歯ブラシ選びのポイントを紹介します。

  1. 毛の硬さは「ソフト」
    高齢者はエナメル質の減少によって歯が傷つきやすくなっています。毛の硬さはなるべく柔らかなソフトタイプを選びましょう。
  2. ヘッドは「コンパクト」
    高齢者は開口が小さくなる傾向があるので、口の中に入りやすいコンパクトサイズのヘッドを選びます。
  3. ハンドルは「ストレート」
    ストレートなハンドルの方が持ちやすく、磨きたい箇所にダイレクトに毛先が届きます。また、握力が落ちている場合は太めのハンドルを選ぶようにします。

歯の間、ブリッジを入れている人は歯間ブラシ、糸ようじ、フロスなどで清掃します。

●入れ歯の洗浄について

入れ歯を使用している人は入れ歯を清掃して、口腔内を清潔にしましょう。入れ歯は凹凸があり、汚れやぬめりが残りやすいので、普通の歯ブラシではなく、義歯専用ブラシを使用します。また通常の歯磨き粉には研磨剤が入っているため、入れ歯に傷がつき、そこから細菌が繁殖する可能性もあるので、歯磨き粉も義歯用洗浄剤を使用して清掃を行いましょう。

介護用歯ブラシの選び方

要介護者は唾液の分泌が低下している人も多く、口腔内の細菌を排除されにくい状況にあります。また、手先を若い人のように細かく動かすことができないと、普通の歯ブラシでは磨きにくいので、360度前面にブラシがついている「360度ブラシ」や比較的簡単に汚れを落とすことができる「スポンジブラシ」などがあります。

<まとめ>

歯や口腔環境を健やかに保つことは、歯だけでなく、心身の健康にも深く関わっています。高齢になっても元気で過ごせるように、正しい歯ブラシ選びをして口腔ケアをしましょう。


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正しい歯ブラシ選び~大人編~

正しい歯ブラシ選び~大人編~

多種多様な歯ブラシの中から、自分に合った歯ブラシを選ぶポイントを紹介します。

ヘッドのサイズとハンドルの選び方

まず歯ブラシのヘッドサイズを選び方です。一般的に上前歯2本分のヘッドの大きさが目安となりますが、さらにみがき方に合わせてサイズを調整するのが好ましいです。「奥歯をしっかりとみがきたい人」、「1本ずつ丁寧にみがきたい人」は小さめのヘッドの歯ブラシを選びます。いわゆる、“コンパクトヘッド”、“超コンパクトヘッド”と表記されているものです。「細かくみがかなくてもよい人」は“ふつうサイズ”のヘッドを選ぶとよいでしょう。
次にハンドル(柄)の形の選び方です。高齢者など手に力が入らない、しっかりと握れないという人は、握りやすい太めのハンドルが適しています。反対に手に力が入りすぎて、強くみがいてしまう人は、真っすぐで細めのハンドルが合っています。

自分に合った「硬さ」の選び方

歯ブラシを選ぶ時、重要なポイントとなる「硬さ」。大きく「かため」、「ふつう」、「やわらかめ」の3タイプに分けられます。

「かため」の特徴
歯垢が落としやすい反面、歯茎を傷つけてしまうこともあります。歯茎に当たると痛いので、歯茎付近を避け、歯と歯茎の境目にみがき残しが生じる場合もあります。かための歯ブラシを使用する場合は、歯茎付近をみがく時にやわらかい歯ブラシに替えてみがくとよいでしょう。
「ふつう」の特徴
歯と歯茎が健康な人、歯茎が下がっていない人は「ふつう」でも大丈夫ですが、歯茎が腫れている場合などは、避けた方がよいでしょう。
「やわらかめ」の特徴
歯茎に当たっても痛くないので、歯茎と歯の境目を磨くのに適しています。虫歯予防はもちろんのこと、歯肉炎や歯周病予防にも効果があります。歯茎に腫れや痛みがある場合はよりソフトなものを選ぶとよいでしょう。時間をかけて歯をみがく人も、やわらかめがおすすめです。

まとめ

正しい歯ブラシ選びをして、効果的に歯みがきをし、虫歯予防をしましょう。


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正しい歯ブラシ選び~子供の歯みがき編~

歯ブラシ

子供の歯みがきには、「子供用」と「仕上げみがき用」の2本の歯ブラシを必ず用意します。

子供が自分で持つ「子供用歯ブラシ」の選び方

赤ちゃんが生後6か月を過ぎて歯が生え始めたら、離乳食がスタートしますが、これに合わせて歯みがきもスタートします。まずは、歯をみがくことよりも赤ちゃんが慣れることが大切です。歯ブラシを嫌がるようであれば、ガーゼなどで歯を拭くようにしてもよいでしょう。子供が自分で持てるようになったら、次のポイントを押さえて、使いやすい歯ブラシを用意してあげましょう。

  • ヘッドが小さい
  • 赤ちゃんの口の中は狭いので、動かしやすいようにヘッドが小さめの歯ブラシを選びます。
  • 毛が柔らかい
  • 毛が固いと歯ぐきを傷つけてしまうこともあるので、必ず柔らかい毛のものを選びます。
  • 握りやすい
  • 赤ちゃんが歯みがきの習慣を身につけるためにも、握りやすさは重要です。

「歯ブラシで喉を突いてしまうか心配」という人にはリングタイプの歯ブラシもおすすめです。赤ちゃんが握りやすく、喉まで届かない設計になっています。また、2歳頃は自分みがきを始めるのに適した時期です。安全性を考慮して、持ち手が短いものを選びます。好きな色やキャラクターの歯ブラシを選んであげて、歯みがきタイムを楽しく演出しましょう。

大人が持つ「仕上げ磨き用歯ブラシ」の選び方

小さい子供の歯みがきは、大人の仕上げみがきがメインです。仕上げみがきの歯ブラシの選び方は次のポイントを押さえます。

  • ヘッドが小さい
  • 毛が柔らかい
  • 持ち手が長く大人が持ちやすい

ヘッドが小さければ、大人用でもよいと思うからもしれませんが、子供の口の中は傷つきやすいので、毛は柔らかい材質のものを使いましょう。また、奥まで毛先が届くように持ち手が長いものを選びます。小学生になると仕上げみがきをやめてしまう人が多いようですが、永久歯が生えそろうまで続けるのが理想的です。

まとめ

子供時代に虫歯を作らないためにも、ポイントを押さえた歯ブラシ選びをしましょう。また、1ヶ月に1度は交換するようにしましょう。


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歯によい食べ物で虫歯予防

歯の健康によい食べ物にはどんなものがあるのでしょうか。歯によい食べ物を知っておくと、虫歯予防にも役立ちます。

歯の健康によい食べ物

歯によい食べ物は、歯によい栄養素を含む食べ物と考えてよいでしょう。歯の原料となるカルシウム、エナメル質を強化するビタミンA、象牙質のつくるビタミンCを含む食べ物は歯を強くする食べ物です。特に永久歯が生えそろう時期までの成長期のお子さんには、意識的にカルシウムを含む食品を食べさせるとよいでしょう。

<歯の原料となるカルシウムを含む食べ物>
牛乳、乳製品、小魚、桜えび、大豆、干しひじき、ごま、小松菜など
<エナメル質をつくるビタミンAを含む食べ物>
かぼちゃ、人参、レバー、卵、うなぎなど
<象牙質をつくるビタミンCを含む食べ物>
レモン、みかんなどの果物、ピーマン、パセリなど

また、歯の清掃をしてくれる“清掃性食品”もおすすめです。間接清掃食品は唾液が出やすい食品です。唾液は食べ物の停滞と酸性化を防いでくれるので、虫歯予防に役立ちます。直接清掃食品は繊維の多い食品で、噛むことで歯や粘膜の表面が清掃され、顎の発達も促します。

<唾液が出やすい間接清掃食品>
梅干し、酢の物など
<繊維が多い直接清掃食品>
ゴボウ、人参、レタス、セロリなど

虫歯になりにくいおすすめのおやつ

おやつの時間を楽しみにしているお子さんも多いと思います。「おやつは歯に悪いからダメ」と、楽しみを奪ってしまうのではなく、歯の健康を考えた虫歯になりにくいおやつを選ぶとよいでしょう。

<砂糖をあまり使っていないお菓子>
あられ、おせんべい、クラッカーなど
<歯にくっつかないもの>
ヨーグルト、プリン、ゼリーなど
<すぐに食べ終わることができるもの>
果物、チーズ、ナッツ類など

また、おやつは時間を決めて、食べた後は歯磨きをするのが理想です。もしも歯磨きがむずかしければできない場合は、水やお茶を飲むだけでも虫歯予防につながります。

まとめ

今回は歯によい食べ物とおやつをご紹介しました。毎日の食生活に取り入れて、歯の健康を維持しましょう。


【参考】
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だらだら食べや糖分を含む食べ物は虫歯に悪影響

虫歯と食生活は切っても切れない関係です。甘い食べ物は虫歯を誘発するとされていますが、どうしてなのでしょうか。

虫歯のメカニズムと食べ物の関係

そもそも虫歯とは酸によって歯が溶ける病気です。口の中にはたくさんの菌がいますが、その中で虫歯の一番の原因となっているのが“ミュータンス菌”です。ミュータンス菌は食べ物の糖分によって活発に活動し、歯垢(プラーク)を形成します。歯垢をそのまま放置すると、ミュータンス菌を中心とする菌が酸を発生させ、その酸が歯を溶かすのです。
虫歯は「歯の質」、「歯垢(細菌)」、「糖分」この条件が揃い、その条件を満たす時間が長いほど発生しやすいと考えられています。甘いお菓子はもちろんですが、お米や他の食べ物にも糖分は含まれています。『ついつい間食をしてしまう』、『だらだらと食べてしまう』という習慣がある人は、口の中に糖がある状態を作り出してしまうので、虫歯にはよくありません。

口の中に糖分が長居する甘い食べ物は要注意

甘い食べ物はもちろん、歯の健康にはよくありません。ただ虫歯予防では、食べ物の糖分の量よりも口腔内停滞性が大きな問題となります。例えば、甘いチョコレートはお子さんも大好きなおやつの一つだと思います。しかし、チョコレートにはたくさんの糖分が含まれ、なおかつ歯にくっつきやすいので虫歯になりやすくなります。また、キャラメルや飴は、長い時間口の中に砂糖を入れておくことになるので、虫歯を誘発しやすくなります。
しかし、虫歯予防のために「全く甘いものを食べない」ということも難しいでしょう。糖分は私たちの体に必要な栄養素でもあります。糖分を含む食べ物は虫歯の原因になるということを頭の隅に置きながら、食べた後はしっかりと歯磨きをするなどして虫歯予防をしましょう。

まとめ

今回は食生活と虫歯、甘い食べ物と虫歯の関係についてご紹介しました。「むやみに間食をしない」、「甘いものを食べたら歯磨きをする」など基本的な予防法を怠らず歯の健康を保ちましょう。


【参考】
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